トルココーヒー

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カフヴェKahve

カフヴェ
極細に挽いたコーヒー豆の粉を水と一緒に沸かして作るコーヒー。苦くてどろどろだけれど、よく煎った(ダブルロースト)豆が使われるので、意外にもカフェインはフィルターコーヒーの半分なのだそうだ。

ジェズヴェと呼ばれるコーヒー沸かし器に、ティースプーン1杯の極細の豆とデミタスカップ1杯分の水と好みの量の砂糖を入れ、弱火にかける。まもなく泡が立ってくるので溢れそうになったらカップに移す。粉が沈むのを待ってから飲む。最後まで飲み干さない。

コーヒー豆の故郷はエチオピア。そこからアラブ商人たちの手によってイエメンをはじめアラビア半島諸国にもたらされた。オスマン帝国がエジプト、イエメン、アラビア半島の一部を手中に収めた16世紀初頭に、イスタンブールおよびアナトリアに広まった。現在トルコで飲まれているコーヒーの豆はイエメンコーヒー(コーヒー・アラビカ)と呼ばれるが、イエメンからではなくブラジルから輸入されている。

イスタンブール最古のカフェは1554年にタフタカレ地区に開かれたが、もちろん現在は跡形もない。