ユズムÜzüm
ぶどうの歴史は古く、紀元前5000年にまで遡るという。原産地は小アジアを中心にコーカサス地方にまで広がる。果糖とミネラルを多く含むため、昔からエネルギー源として好まれた。ビタミンA、B、ポタシウム、鉄分を多く含む。そのまま食べるほかに、ワイン、ぶどうジュース、ペキメズ(ぶどうジュースを煮詰めてペースト状にしたもの)、ワインビネガー、干しぶどう、と用途もいろいろだ。
ぶどうは種類が多く、世界で1万種を数えるとも言われる。アナトリア地方だけでも1200種あるそうだ。トルコで栽培されている主な種類は以下の通り。
- Aküzümアクユズム:赤、球形、食卓用
- Çavuşチャウシュ:緑から黄色にかけて、球形から長円形、食卓用
- Çekirdeksizチェキルデッキシズ:淡い黄色、球形から長円形、食卓・レーズン用
- Delikaraデリカラ:黒っぽい赤、大きめの丸型、ワイン・ドライ用
- Horozkarasıホロズカラス:濃い紫色、大きい、食卓用
- Kadınparmağıカドゥンパルマウ:黄色から緑色、大きい長円形、食卓・レーズン用
- Kozakコザック:緑がかった、大きい球形、食卓用
- Müşküleミュシュキュレ:白から琥珀色、長円形、食卓用
- Narinceナリンジェ:灰緑色、大きい長円形、食卓・ワイン・レーズン用
- Razakıラザク:黄色がかった緑色、大きい長円形、食卓・レーズン用